兵庫・明石*不安や絶望から生きる力を取り戻すセラピー

生きづらさを手放し、生き方を取り戻せるように。 思いきり人生を楽しめるように。

毒親ブームについて

 

 

こんにちは!

 

明石・神戸で

リトリーブサイコセラピーの手法で

生きる力を取り戻すお手伝いをしている

心理セラピスト 田中有希子です。

 

今週末にお花見ができるかな?

と思っていたら

今年は明石の桜はまだ開花せず。

(明石公園は1輪開花の情報が。)

予想によると4月4日に満開。

来週末は花吹雪だそう。

楽しみにしている季節を

今か今かと待っている間も

楽しみな時間だなぁとしみじみしています。

 


 

さて、今日のテーマは毒親ブームについて」のお話です。

毒親って?

毒になる親(どくになるおや、toxic parents)は、毒親(どくおや)と略し、と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。1989年にスーザン・フォワード(Susan Forward)が作った言葉である。学術用語ではない。の場合は毒母毒ママの場合は毒父等と称されている。スーザン・フォワードは「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」を指す言葉として用いた。「毒親」に関する議論は、親の「自己愛」問題が主な共通点であり、自己愛的な親英語版について語られることが多い。主に母親が対象として取り上げられる毒親に育てられたと考える人が、自らを毒親育ちと称することもある。

2008年から自己愛の強い母親とそれに苦しむ子供の問題に関する書籍が増え、日本では2015年時点で毒親という言葉は一種のブームになっており、ひどい親によって被害を受け苦労した体験を語ったという本・漫画等が毒親毒親ものと呼ばれるジャンルを形成している。ブームの一方、言葉が独り歩きしている、悪影響がある等の批判もある

   ~ウィキペディアから引用~

スーザン・フォワードが著書「毒になる親」の中で、

子供に悪影響を与える親のことを「毒になる親」と表現し

後に省略され「毒親」という言葉が生まれました。

副題は「一生苦しむ子供」です。

 

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

 

 タイトルと言い、副題といい

なかなかショッキングな本です。

親が毒になるってどういうこと?

生きづらさを抱えるってどういうこと?

と関心のある方はぜひ一度読んでみることをお勧めします。

子供は暴力や心理的虐待を受けても

親が悪いのではなく、自分が悪かった

と思い込んで大好きな親を理想化して受け入れる

切ない、悲しい子供の心理について書かれています。

 

私も数年前に初めて読んだときは、

生きづらさの原因は親の養育・環境にあって

それが一生に渡って影響する。

身近な親が毒になるなんて!

と大きな衝撃をうけました。

 

また、当時私自身も生きづらさの原因を探して

心理学の研究を始めたところでしたので

自分自身の親のことを「毒親」と

呼んで非難する人がいることにも驚いたものです。

 

毒親ブームについて

引用のウィキペディアにある通り

ひどい親に育てられた、被害を受けた体験を

綴ったジャンルの書籍が沢山あります。

私もよく読むジャンルの一つです。

また、ブログで自身の体験と親に対する思いを

発信している方も多くみられます。

 

  • この苦しさは私だけじゃない!
  • 私が言われていた親の言葉は酷いものだったのか!
  • この生きづらさは幼少期の親の影響だったのか!
  • 兄弟間の憎しみは親の影響だったのか!

 

などなど。

沢山の気づきを得て、生きづらさは「過去に影響を受けていた」

と知ることでホッとする面もあると思います。

私も本やブログを食い入るように読み

私もあんなことあった、こんなことあった

と仲間を見つける様な気持ちになりました。

そして、私は当時の私は

親の被害者であるとすら思うようになりました。

ええ、

私も「私の人生を返せ!」と息巻いていました。

こういった仲間意識・被害者意識

毒親ブームの根底にあるのかなと思います。

 

 

 

被害者意識を強く持つという事

私は毒親に育てられた。

私の人生めちゃくちゃにされた。

私は親による被害者だ。

親に責任を取ってもらいたい。 

 

子供の頃大好きだった親に酷い扱いをうけた

暴力は無かったけど、精神的に虐待されていた。

その影響を今も受け続けている。

これらのことを知り、悔しさや愛されなかった悲しさを

感じたとき、上記の様に思い込むこともあると思います。

十分に悲しさを感じることも必要だと思います。

 

問題は

私は毒親に育てられた子供、そして被害者である。

自分のアイデンティティにしたり

私の人生がうまくいかないのは親のせいなの。

人生を投げ出してしまう事は心理学的に怖いことで

生きづらさを解消するどころか

生きづらさを強めてしまいます。

 

私は毒親に育てられた子供、そして被害者である。

というアイデンティティを心理学的に分解すると

私はいつまでも無力な子供である。

そして親の影響に逆らえず被害を受け続けている。

という意味合いになります。

これでは

大人になった今でも子供であることにこだわり続け

無力で影響を受け続ける存在であると

自分で自分に言い聞かせていることに他なりません。

 

私の人生がうまくいかないのは親のせいなの。

被害者なのだから、私の人生の責任は親がとるべき!

という思いは、心理学的に言い換えると

私がうまくいかないのは親のせい。私の責任じゃない。

被害者の私が私の人生の責任を取る必要はない。悪いのは親だ。

私は自分の人生の責任を取りたくない。

という意味合いになります。

過去に悪い影響を受けたことばかりに執着し

これから続く人生の現在や未来を悲観して

自分の人生を自分で決めて

責任をとる生き方を放棄していることに他なりません。

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自分の人生を生きるとは

 

自分の人生を自分で決めて

自分の足で行動し

失敗しても成功しても自分で責任を持つ

視線はいつも現在と未来。

自分の人生を生きるとは

シンプルにこういう事だと思います。

 

ただそれが

死ぬほど怖いと感じて放棄してしまう

自分でもおかしいなと思いつつも

毒親に育てられたから」

という理由があれば納得して安心してしまう。

 

本当に自分の人生を生きる事を放棄したいですか?

 

 

ズタボロな気持ちかもしれない。

人生諦めてしまうような気持ちかもしれない。

こんな目に合わなければ、

私も楽しい人生だったハズと妄想に逃げたいかもしれない。

しんどい気持ちを抱えたまま、

自分の人生を生きると決めるなんて辛すぎる。

色々な事を考えて

結局は自分の人生の責任を取ることから

逃げてしまうのかもしれません。

理由をつけて、変わらない人生を

自分で選択していることに気づいていますか?

 

自分の人生を自分で取り戻そう!

 今生きづらいのに

自分の人生これからどうしようなんて考えられない。

なんてひどい!

(数年前の私の気持ちです。)

と思うかもしれません。

でも、決めないと何も変わりませんでした。

エビデンス

私が生き証人の一人です(笑)

 

私は、ひとりで頑張るのではなくて

心理学を学んだり、心理のセッションを受けながら

徐々に自分の人生自分で生きる感覚を取り戻してきました。

ひとりで苦しければ、

頼れる人や方法を頼ってもいいのです。

 

どんなことがあっても

私は自分の人生を生きる事を諦めない。

そう決心してからの人生の見え方は

ガラリとかわります。

 

もちろん、今までと変わらない人生を選択し続けることが

悪いことだとは思いません。

もう何もしたくない。

そんな無気力さも分かります。

でも、もし自分の人生を諦めたくないなら

一度よく自分の人生を切り開くことを考えて欲しいと思います。

ガラリと変わる価値観と世界を体験してほしいと思います。

 

ひとりで悩まずに、

セラピストに話を聞いてもらって問題を整理することも解決の一歩です。

 

 

 電話カウンセリングもお勧めです。

jnpta.com

 

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